雪が好きな僕は,しかし,どこに行っても雪に縁がない.気候を暖かくしてしまうらしい.
フランスが大寒波に見舞われたという報道が日本を駆けめぐったのが先週末.3人凍死者が出て大雪で停電までおこったというその話と裏腹に,パリは雨になったのは僕のせいか・・・.
今日はこれからブダペストに飛ぶ.彼の地も雪という情報だが,きっと僕が着くと雨に変わるに違いない.
絶対僕をスキーには誘わないほうがよい.
@Paris
雪が好きな僕は,しかし,どこに行っても雪に縁がない.気候を暖かくしてしまうらしい.
フランスが大寒波に見舞われたという報道が日本を駆けめぐったのが先週末.3人凍死者が出て大雪で停電までおこったというその話と裏腹に,パリは雨になったのは僕のせいか・・・.
今日はこれからブダペストに飛ぶ.彼の地も雪という情報だが,きっと僕が着くと雨に変わるに違いない.
絶対僕をスキーには誘わないほうがよい.
@Paris
28日から急遽ヨーロッパに飛ぶことになった.まあ出発の2〜3日前に手配するのはいつものことだ.しかし今回,請求書を見てウーンと唸ってしまった.
航空券代は,KLMオランダ航空の成田→アムステルダム→パリ/ブダペスト→アムステルダム→成田で¥60,000,エールフランスのパリ→ブダペストを片道でつないで+¥7,000,これはほぼ相場だろうと思う.
ところが合計請求額を見てびっくり.¥9万を超えているのだ.そして驚く無かれ,これはぼったくりではない.
まず空港使用料.成田の¥2,040はかつて世界で最も高いと揶揄されたものだが,今では世界でいちばん安い部類に入ってしまった.パリを例に取るとCivil Aviation Taxが¥1,040,Passenger Service Chargeが¥1,680,空港税本体が¥1,070でしめて¥4,000近い(ちなみに日本に空港税はありません.PSCのみ)最近までほとんどタダだったブダペスト空港もEU加盟で一気に成田を抜いて¥2,600に.
さらに,9.11以降加入が義務づけられるようになった航空保険料が1区間ごとに¥1,000弱,原油相場高騰によって今年から導入され始めた「燃料サーチャージ」とやらがヘタをすると日本・ヨーロッパ片道¥5,000以上する.
こうなると,CMなどで「ニューヨーク往復¥29,800!」とか「ソウル1万円台!」とか言う激安広告を見て飛びついた人は空に飛び立つ前に天を仰ぐことになりかねない.顧客側でも自ら計算してチェックしていないと「税金なので」の一言で水増し請求する旅行代理店も事実存在するのだ.また,こうした諸追加料金は日本発の航空券の場合,一律に円建てで計算されるのだが,この円換算レートがとんでもなく胡散臭い.1ユーロ=¥147って何よ...そして日系の某航空会社は,今年上半期こともあろうにこの「燃料サーチャージ」で3億円の“黒字”を出したのだという.
さらに恐ろしい話.昨年ドイツのルフトハンザ航空が提唱して広まった,旅行代理店へのコミッション制の廃止だ.分かりやすく説明すると,これまで旅行代理店の利益は,航空会社からのキックバックが大部分を占めていた.つまり航空会社は手数料を代理店に払ってチケットを「売っていただいていた」わけである.これを廃止すると代理店は倒産してしまうから,代わりに客に請求するしかない.「予約手配料」の名目で.それがイヤならwebで正規割引買え,ってか.代理店を淘汰したいんでしょうかね.
航空会社はテロの危険や原油高でどこも台所は火の車だ.それを客に転嫁して値段が多少高くなるのが問題だと言っているのではない.不透明さが不快なのだ.パッケージツアーをまとめていくらでポンと購入し,その内訳も調べない人が多い日本は,これから格好の餌食になっていくであろう.
思えば僕が外国に旅し始めたころ,格安航空券というのはブラックマーケットでひっそり不透明に売られていた.でもなんかどきどきして楽しかったなぁ・・・ああいう楽しい不透明さならいいんだけど.
(写真は本文と関係ありません.疲れたら夫婦揃ってうんこ座り.いいですねぇ.こんな旅が理想です)
統計によれば,アメリカでもっともインターネット回線が混雑するのは午後4時頃(東部時間で),つまりビジネスマンが退社する前,証券取引所が閉まる間際ということになる.この時刻はヨーロッパでは午後10時頃,つまりディナーを終えて帰宅した人々がネットにはまる時間帯だ.いっぽう日本と韓国は午前6時,寝付けないオタクどものアクセスが最盛期を迎えている(つまり今,つまり俺).
体感上この時間がどこもかしこも一番遅い.俺が悪いのか,世界が悪いのか.
この同時性に着目したらものすごいビジネスが生まれそうな予感がする.
某カード会社のCMでも言っているように,人はみな平等に歳を取る.男性と女性では,或いは職種や環境,人づきあいや恋愛によって齢の重ね方はさまざまであろう.しかし重要なことは,どんな状況であれ,時代であれ,人はかならず若い者に嫉妬するということである.
この事実を年長の者が素直に受け入れさえすれば,世の人間関係のトラブルは半減するのではないかとすら思う.なんで俺が嫉妬などしなきゃならないんだ,若いモンが何だ,・・・そういう悲しい突っ張りをこともあろうに社会が後支えする構造がある.
『縦社会』というやつだ.
先輩は常に後輩より優れているという前提.こうして年上の者を持ち上げておけば,実務的な技術や体力,アイデアの斬新さ,ルックスや性的繁殖力などで若い者が圧倒的に先行するという危険を担保できる.結果的には両者の感情的バランスが取れ,社会はスムーズに進行する.めでたしめでたし.
裏返して言えば,縦社会がしっかり構築されている国では年長者が努力しない怖れがある.必要がないからである.また,権威が邪魔して世代を超えた尺度が育ちにくい.フランスでは常にお母さんの世代は娘のファッションリーダーとなる.父から子へのプレゼントはすべからくセンスに満ちあふれ大人になるためのもうひとつの素養を授ける.しかし日本ではどうだ・・・ファッションにも家庭にも背を向けた大人がハサミを持って女子学生のスカートや髪を切ろうとさえする.それも「教育」の名のもとに.
私がミュージシャンを目指した頃,プロデューサー達の世代,つまり今の音楽業界の基礎を築いた世代のおやじ達は,学生運動で崩壊したキャンパスで紙屑のように巻かれた卒業証書を手にして這い上がってきた人達だった.今思うと,彼らは常に嫉妬していた.真の学歴に,真に能力を持つ者に.自ら国境を越える者に.普通に「普通じゃない」存在に.しかしそれを認めることを嫌がった.『反骨』や『ストリートシーン』などという格好の良い言葉に逃げ込んで,真の才能を伸ばすシステムを構築することを怠った.現在も日本社会はその損失を負う.
いっぽう,お隣韓国も日本と同じように縦社会である.しかしこの罠に早くから気付いていた.結果,韓国のスターは皆そうそうたる学歴だ.これをうがって見る日本人は多いと思うが,ある道をめざし,その学校に通って努力した者が成功する,この当たり前のシステムを,僕は羨望の目で見る.
私は嫉妬する.なぜその一言を認める勇気がないのか.
ていうか,ちくしょー.若返りてぇぇぇ!
機能を完璧に果たしてくれる機械もいいが,時にはちょっと至らない人間的な機械もカワイイと思うのです.
そんなものの多い我が家の中でも,特に役立たずな連中を2点紹介.
まずイタリア・ALESSIブランドの電卓(上).うぁでかい.重い.微妙にひょうたん型なのがセクシー.計算を命じるとすぐに答えが出ず,ううっ,という感じでちょっと待たされる.あんまし頭よくないんだねきっと.おまけに先日,僕が寝ている間に楽器の上から床にみずから投身自殺を図り電池周りが壊れて本当の役立たずに・・・.購入したカンヌのALESSIショップは閉店してしまい,おダメ三連発.
さらにソウルの教保文庫で買ったシースルーの目覚まし時計(下)は,なにせシースルーなもので文字が見にくいったらありゃしない(笑)だいたい,こういうものを置いた向こうに何も写らない,そんな部屋に住んでいる人ボク嫌いです.世の中モノや人で溢れているものじゃないんですか・・・.ま,おかげで時刻があまり分からずアラームの効果は劇的に高まるわけです.
また何か変なモノ買っちゃいそうで怖い.
もっとも,Macintoshなんてパソとしてはアナログ通り越してもはや“フィジカル”ですからね.嫉妬とかするし.そんなものをツールに仕事してるんだから・・・.
それもほどほどにしてくんないと・・・今日の日中,部屋の温度は26℃.11月だよ〜もおっ...
今住んでいる部屋はたいそう気に入っているのだが,これだけが大問題だ.南向き3階,さらに前は一面の駐車場で,陽の光をさえぎるものは何もない.鉄筋の建物は熱を保ちやすいということもある.なぜマンションって雨戸が無いんでしょうかね...遮光カーテンだけではとてもとても・・・.段ボールでも貼るか.
今日の東京練馬地区の気温は最高17℃(これも充分異常なのだが)だったから,+10℃近く部屋の中が暑かったわけだが,まぁ普通.冬でも晴れた日には30℃に達することもあるのだ.さらに仕事で電子楽器やコンピューター,アンプなどを部屋の中で稼働させるとものすごい熱を発するから,冷房は欠かせません(ウチに限らず,都内のスタジオでも冷房だけで暖房を設置してない所は結構多い).
日本人ほど物件に「南向き,陽当たり良好」を求める国民っていないんじゃないかと思う.布団を干すから?
そう言えば布団を干すってのも日本以外じゃあんまり見ませんねぇ(謎
知人友人はご存じの通り,僕は極端に暑さが苦手で,25℃を超えると処理速度が低下し始める.いっぽう寒さには・・・決して強いわけじゃないけど,着りゃあいいじゃん.裸で暑かったらもう脱ぐものはない・・・.
と言うと多くの女性に「えーっ!?」と訝しがられてしまうのだが,男性は生理学的にも精巣が高温に弱く,女性は卵巣が低温に弱いから,まあ自然なのでしょう.チュニジアの摂氏50度とポーランドの氷点下25度,どちらかと言えば後者のほうが良かったなぁ.
2006年の米アカデミー賞外国語部門の中国代表が,陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『無極』(真田広之,チャン・ドンゴン出演)に決定したようですね.
われらが手がけた『一個陌生女人的来信(見知らぬ女からの手紙)』は最後の4本まで選考に残ったそうですが,残念ながらアカデミー賞進出は成りませんでした.まぁよくやったと言うべきか・・・.
それにしても,最近中国映画の日本公開がどうも不安定です.『見知らぬ〜』も,(よく問い合わせを受けるのですが)当初の予定と変わり日本公開のメドが立っていません.『無極』も,来年2月公開という話で,遅れましたね.
シモの話ですみませんが・・・
ウォッシュレッターである僕は,その点に関する限り日本の外に出るといらだつことが多いのだが(日本製以外ほとんど存在しないのですよ),韓国にもありました.それも純粋韓国製のやつが.
どこにでもあるという訳ではないが,今回取ってもらったラブホらしき所(あくまで“らしき”ですよん)で初めての出逢い.
印象は:
1) まずねぇ.筐体がデカイ.さらに電圧も倍だから,湯の温度持続度は計り知れず.
2) 水圧は調整できるものの,常に「最強」にセットするのが韓流.(ちなみに「弱」で日本の最強くらいの力です)
さらに驚いたことに:
3) 便座が熱い.じりじりと焼かれる感じ.石焼ビビンパブを思い浮かべたのは僕だけでしょうか.
4) 「停止(stop)」ボタンがない.つまり,いったん噴出させたら一定秒数止まらない.これには弱った.逆に言えば,長時間噴出させることもできず,何度も発射を繰り返すしかない.正直,痛い.
エジプトのホース式ウォッシュレットを思い出しました.(そう,アラブ圏は紙を使いません)と言ってもあれは単なる蛇口&ホースそのものだったがな・・・.子供がいたずらで小石を入れやがった.憎たらしい.
それにしても家電ってお国柄を現していてよいですね.ちなみに韓国には「キムチ専門冷蔵庫」という特別なカテゴリーもあります.
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