家族の事情で今月末からひと月あまり,フランス・パリに住み移ることになった.
僕は特にパリで仕事がある訳ではないので,青春を過ごした街を思索にふけりつつ散策ひと月だらだらと旨いもんだけ喰って生活できれば最高なのだが,それでは金銭的にも人間的にも破滅する.それに生来の仕事中毒ゆえ,いきなり曲を書きたくならないとも限らない.格好よく言えば『ワーキング・ヴァカンス』よ,なんて洒落込んでみたものの...
5年前,中国映画で北京に引きこもった際PowerBook G4とVSL Opus 1を中心に揃えたモバイル作曲道具も若干outdated.
思いきって新調することにした.ちょうど税法上の減価償却も終わったところだし(笑)
- Apple MacBook Pro 15" (early 2009) CTO 2.53GHz/4GB RAM/250GB HDD@7,200rpm →w/Logic Pro 8+Sonnox Oxford+Altiverb etc.
- Apogee Duet w/carrying case →やはり使い慣れたApogee Ensembleの弟分がよい,と.
- M-Audio KeyRig 49 →あまり選択肢は無かったが,重量・荷造りサイズなどとの妥協点.
- Sony SRS-M50 powered monitor (white) →手のひらに乗る業務用モニター.白といってもちょっとラメ入っててカワイイです.
- Sennheiser HD650 w/Zu Mobius mk2 cable(既存)
- Vintage Computer オリジナル 2ポート eSATA ExpressCard
- 秋葉館 AKB35SC-10005 外付けHDD 1TB(eSATA接続)→Vienna Instrumentなど約800GBの音源を詰め込む.
オレンジ色のfirewire (800/400) ケーブルがお洒落だしょ.もうちょっと汚れてきたりするととってもフランス的な色合い.VCのSATAカードをわざわざL.A.から取り寄せたのは,Mac OS X起動をサポートしている現状ほぼ唯一の選択肢だから.外付けHDDに16GBだけパーティションを切り,非常用のOSを入れてディスク治療/復元ユーティリティが走るようになっている.旅行中にひとつしかないボリュームがクラッシュしたら悲劇だもんね.
ボリューム名(普通は"Macintosh HD"とかなってる)はMBP本体が"Le Voyageur"(=旅する者),外付けが"Workspace II",非常用起動ボリュームは"Le Sauveteur”(=救済者)とリネーム.
ま,男の子はおしなべてメカ(→死語か・・・)自慢したがるものなので,適宜お読み流しを(笑)
それにしても修くんだいじょうぶですかこんなに衝動買いして・・・と不安になっていたら,韓国の新たなオンラインゲームのテーマを含めてまとまった依頼が来たのでちょっと安心.しかし楽想がかなり東洋的なイメージなので,パリで作曲したらどんなになってしまうのか・・・.パリに多数ある中華のセルフレストランの春巻きのような曲になってはしまわないか.まぁいいや.あれ美味いから(本当).
あ,ツールといえばこんなものも購入→
やはりこの男,仕事をする気は半分くらいしかないらしい.
おや、またパリに行かれるのですか?
オンラインゲームの仕事よかったですね。
ぼくはゲームはやったことがないのですが・・
FXだけで充分です・・
また、「+*?!駅」にお立ちよりくださいませ。
Posted by: T.Ishikawa | Sunday, 17 May 2009 at 15:59
やっぱ、ラルースの料理用フランス語辞書は我々には必携でしょう(笑)。
Posted by: みつとみ俊郎 | Sunday, 17 May 2009 at 17:05
>T.Ishikawa
おい,どこの駅だよ(笑)パリにはいっぱい駅あるですよ・・・.でも昔一緒に行ったねぇ.その頃居た人たちも皆ほとんど帰国してますよ.
>みつとみ俊郎
言うと思った(笑)みつとみ氏はシェフですから.
でもおいらまだその『定番』ラルース料理仏和は買ってないです.ラルースは料理仏仏と英仏のみ.
ラルースは確かに定番の優れた辞典です.しかし僕が思うにあれは仏和レシピ事典であって,我々が食材名について口に出している和食の語彙をフランス語に正確に訳す機能とは違うのではないかと.和仏の項目もないし.
今回僕はシェフではなく主婦としてふらんすに行くので,もっとも必要なことは「タラ」と「銀鱈」をどう言い分けるかだったり,turbotといわゆるヒラメがどう違うかだったり,「だし」という日本語をどうフランス人に伝えるかだったりする訳で.各々の料理法は別の方法で学べばよいことです.
そういう点では,後発の利ということもありますがかなりよい辞書に出逢ったと思いますよ.オススメしますよん.
あと,Ultralinguaという辞書アプリケーションがあるのですが,それにCollinsの英仏があって,こいつが料理に関してもかなり優秀です.ただし,英仏であって米仏ではない.そこが料理語彙に大きく影響を与えることになるのですが・・・.
Posted by: Osamu | Sunday, 17 May 2009 at 22:34
駅の名前を忘れたので・・
あの、国際展示場?で「パリ・ワイン展示会」は忘れられない。
なんか、すっごい、美味しいワインを「試飲」した気がする・・・
確かロンドンからTVKだっけ?で行きましたね。
パリのトイレの少なさに閉口したことを覚えてます。
ふう
もう一度行きたいな。
数年前にダビンチコードツアーでルーブルに行ったけど・・
Posted by: T.Ishikawa | Monday, 18 May 2009 at 00:41
Salut!!
いいねこういう旅機材ネタ、かなりコンパクトなくせにかなーーりスペック高いね。
私もeSATA欲しくなったきたよ、HDD起動できるんだ、素晴らしすぎ。ていうか1TB持ち歩くものなのミュージシャンって、、
東京一週間来てました、明日帰ります。
帰ったらmacminiの修理&改造しなくてはです。パリでまってます!
Posted by: junko | Monday, 18 May 2009 at 02:07
確かに、「主婦」なら、「たら」を間違いなく「鱈」として買えたり、ヒラメをヒラメとして買えることは必須条件ですからね(でも、ヒラメは見りゃすぐにわかるけどね、ハハハ)。
まあ、それにしても料理用語というのはわかりにくいものが多いので、この辞書使えそうですね。
Posted by: みつとみ俊郎 | Tuesday, 19 May 2009 at 22:25
遅ればせ
>T.Ishikawa
あの時は確かパリのPalais des expositionsでしたね.2泊だかそこいらで浴びるほど飲みましたね.
'90年代後半とはうってかわり今のパリの物価はうなぎのぼりです.
だからこそ日本円で¥1k以内で如何においしいワインを見つけるかという,あの時に楽しんだ方法がよりアグレッシブに展開できますよ.いずれまたこちらで会いましょう.
>Junko
さらに新しい機種も発表になった今・・・.
まぁひっくり返ってワインひっかけてしまえば皆同じ鉄(アルミ)のかたまり.
fêteあたりでまた遊べるといいですね.
>みつとみ俊郎
タラを意味するフランス語はメジャーなものでも少なくとも3種類,ニシンなんか8種類,それも魚の遺伝学的種類だけでなく干しや塩漬け,燻製などの下処理でまったく異なるつづりの単語に変わるのです.ヒラメという総称の単語も存在しないのですよ.鯵,ハマグリといった単語も存在せず.
{英語や日本語では下処理に関わらず魚の名前は不変でしょ.)
肉も,部位によって完全に違う綴りの単語を使い分けるので,覚えることいっぱいです(笑)
Posted by: Osamu | Saturday, 20 June 2009 at 12:16